この記事では、「バルコニーとベランダを造りたい方」や「バルコニーとベランダの特徴を知りたい」という方に向けて以下の内容を解説します。

・バルコニーとベランダの違い
・バルコニーとベランダのデメリットやメリット
・バルコニーの種類

バルコニーとベランダの違いを詳しく解説します。また、バルコニーの種類について紹介するので、バルコニーを検討している方もぜひ参考にしてみてください。

 

バルコニーとベランダの違いは？

バルコニーとベランダは、屋根の有無や設置する階数で区別します。屋根が無くスペースが広い傾向にあるのがバルコニーで、2階以上に設置されるのが一般的です。また、屋根のない1階部分のスペースはテラスと呼ばれます。一方ベランダは、屋根がありスペースが狭い場合が多いです。バルコニーとは異なり、設置が1階でも屋根があればベランダと区別します。

バルコニーとベランダのデメリットやメリットは？



はじめに、バルコニーとベランダのデメリットやメリットについて解説します。

バルコニーのデメリット

バルコニーは、屋根がついていないため強い日差しや雨風をしのげない点がデメリットです。日差しの強い夏場は、室温が高くなりがちなので遮光カーテンなどで対策しましょう。また、雨風をしのげないため、天候が不安定な時期は屋外に洗濯物を干すのが難しいです。

バルコニーのメリット

屋根のないバルコニーは、ベランダよりも開放感があるため、採光が取り入れやすいのがメリットです。採光が取り入れられると、室内の明るさや冬場でも室温も保ちやすいですよ。また、植物栽培やガーデニングなどを行うのにも適しています。使い方次第で趣味の幅が広がりますね。

ベランダのデメリット

ベランダは屋根があるため、採光が取り入れにくいのがデメリットです。そのため、天気の悪い日や冬場は、室内が暗い印象になりやすいので、室内に明るさが欲しい方には不向きです。また、バルコニーと比べてスペースが狭い傾向にあるため、設置するインテリアの種類や大きさが限られてしまいます。

ベランダのメリット

屋根があるベランダは、雨風をしのぎやすいのがメリットです。雨の日でも洗濯物を外に干せる・窓を開けられるので、湿気が篭りやすい梅雨の時期でも活用できます。また、夏場の強い日差しを避けられるので、室温が高くなることや洗濯物が色褪せる心配も少ないです。他には、植物を育てる・子供の遊び場にするなど、趣味を楽しむ場にするのもおすすめですよ。

バルコニーの種類は？

最後に、バルコニーの種類について解説します。バルコニーを設置したい方は、生活スタイルにあわせて検討してみてください。

ルーフバルコニー



集合住宅の場合、階下住戸の屋根が床になる設計がルーフバルコニーです。地上の採光や風通りを考慮して、上階へ行くほど奥にずれ込んだ形のルーフバルコニーを作るケースがあります。階下の屋根を床にしているため、床の防水対策や補強をしっかり行いましょう。

インナーバルコニー



インナーバルコニーは、ルーフバルコニーに屋根がついたタイプです。通常のバルコニーと異なり、部屋の一部が屋外になっています。ルーフバルコニーと同様に階下の屋根を床にしているため、床の防水対策・補強が必須です。また、インナーバルコニーは設置費用や固定資産税が高い傾向にあるので、新築で設置する際は自治体の規定や見積もりを入念に確認する必要があります。

回りバルコニー

部屋をL字で囲む作りをしているのが、回りバルコニーです。部屋の2方向がバルコニーのため、通常のバルコニーより室内へ採光が取り入れやすいのが特徴です。また、風通しや眺望が良いため、家事や趣味など様々な用途でバルコニーを使用したい方へおすすめです。

サービスバルコニー



サービスバルコニーとは、奥行きが1m以下のバルコニー全般を指します。スペースが小さいため、予め決められた用途で造られるケースが多いです。例えば、室外機を設置したり、ゴミ類を一時的に保管するためのスペースとして使用されます。通常のバルコニーとは異なり実用性が高いため、室内に置きたくないものがある・用途が決まっている方に向いています。

スカイバルコニー



屋上に設置されたバルコニーが、スカイバルコニーです。屋上に設置されたルーフバルコニーもスカイバルコニーと呼ぶ場合もあります。スカイバルコニーも床の防水対策やメンテナンスが必須です。しかし、空が見える開放的な空間のため、採光が取り入れやすい・星空を楽しめる魅力があります。そのため、設置するインテリア次第で非日常的な空間にすることが可能です。

まとめ

バルコニーやベランダは、屋根の有無・設置する階数によって区別されます。屋根のないバルコニーは、採光が取り入れやすいため、家事や趣味を楽しむ場として活用方法が幅広いのが魅力です。一方、屋根のあるベランダは雨風をしのげるので、天候が不安定な時期でも活用できるメリットがあります。生活スタイルを考慮して設置を検討してみてくださいね。

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