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【コラム】地震に強い家とは?「耐震、制震、免震」違いを徹底解説!
2025年01月03日
東日本大震災や南海トラフ地震をはじめ、日本は地震大国と言われ、巨大地震の発生が危惧されています。いつどこで地震が起きるか予想できない中で、日頃から地震に備えるための意識や対策が欠かせません。新しく家を建てる際にも、「地震に強い家」を意識した設計が大切となります。どのような家が揺れに強いのか、耐震性が高い家の特徴を把握して設計を考えましょう。本記事では地震に強い家の特徴や、家を建てる際のポイントなどについて詳しく解説します。
地震に強い家の基本的な特徴
地震に強い耐震性の高い建物の形状とは、どんなものでしょうか。詳しく解説します。
平屋や低層住宅
地震に強い家として、平屋や低層住宅が挙げられます。これらの住宅は重心が低いため、地震の揺れによる横方向の力を受けにくいという特性があります。特に日本のような地震が多い地域では、高層建物よりも低層住宅が揺れに対する安定性を発揮します。家族の安全を守るため、平屋や2階建てまでの設計を検討することがおすすめです。
正方形や長方形のシンプルな家の形
地震に強い家のもう一つの特徴は、建物の形状がシンプルである点です。正方形や長方形といった均整のとれた形は、地震の揺れを建物全体に均等に伝えるため、構造が破壊されにくくなります。逆にL字型や凹凸の多い形状は、揺れによって力が偏り、倒壊するリスクが高まります。そのため、設計段階ではシンプルな形状を優先することが重要です。
軽量な屋根
屋根の軽量化は、地震に強い家づくりに欠かせない要素です。重い屋根は建物全体の重心を高めてしまい、地震の際に揺れが大きくなります。一方、軽量な屋根材を使うことで重心が低くなり、建物が安定します。ガルバリウム鋼板などの軽量素材は、耐久性も高く、地震対策として理想的な選択肢の一つです。
耐震等級を確認しよう
耐震等級は、地震に強い家かどうかを判断する重要な指標です。この指標は1から3のランクで示され、数字が高いほど耐震性能が優れています。特に耐震等級3は消防署や警察署と同等の水準で、最大級の地震にも耐えられるとされています。耐震等級が高いほど、地震時の事故やケガのリスクが低くなる上、心理的な不安も抑えられます。また地震保険の割引率が高くなるのも、耐震等級の高い家に住むメリットです。耐震等級は家で生活するにあたっての安全性だけでなく、経済面にも関わります。家を建てるときの重要な指標として考えましょう。
耐震等級1
耐震等級1は建築基準法で定められた、最低限の耐震性能(新耐震基準)をクリアする建物です。震度6強〜7程度に相当する地震が起きても倒壊、崩壊しない強度があります。ただし倒壊、崩壊を免れるといっても、地震が去った後に建て替えや大幅な修繕が必要になる可能性は高いと認識しましょう。戸建て住宅などは、耐震等級1に当てはまることが多いです。
耐震等級2
耐震等級2は耐震等級1の1.25倍の耐震性がある建物です。一般的な住宅の場合、耐震等級2以上が「長期優良住宅」として認定されます。また病院や学校など、公共性の高い施設はこちらに当てはまります。そして災害時の避難所として指定される公民館などの公共施設は、耐震等級2以上が必須です。地震に強い戸建てを希望する場合、耐震等級2であれば安心できるでしょう。
耐震等級3
耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の耐震性がある、最高等級の建物です。こちらも耐震等級2と同様「長期優良住宅」に該当します。大きな地震の揺れでもダメージは少なく、地震が去った後も住み続けることが可能です。災害時の救護活動や災害復興の拠点となる消防署や警察署の多くは、最高等級である耐震等級3で建設されています。強い地震が続いても安全に生活を送りたいと考えるなら、最高等級にあたる耐震等級3を検討してもよいでしょう。
地震に強い家にするための3つの構造
地震に強い家にするための構造は、耐震構造、制震構造、免震構造の3つがあります。
耐震構造
耐震構造とは、地震の揺れに耐えることを目的とした建物の設計思想です。建物そのものを頑丈に作ることで、揺れによる倒壊や損傷を防ぐことが可能になります。地震に強い家を実現するためには、建物の骨組みである柱や梁、壁などが強固であることが求められます。特に日本のように地震が頻発する地域では、安全な暮らしを確保するために耐震構造を採用することが重要です。
制震構造
制震構造は、建物に地震の揺れが伝わった際に、その揺れを効果的に抑制することを目的としています。この仕組みは、建物の骨組みに専用の制震装置を取り付けることで実現されます。例えば、制震ダンパーと呼ばれる装置がエネルギーを吸収し、揺れを建物内で最小限に抑える役割を果たします。この技術により、建物の損傷を軽減するとともに、地震後の修繕費用も削減できるため、長期的に地震に強い家を実現するための重要な手法として注目されています。
免震構造
免震構造とは、建物と地盤の間に免震装置を設置することで、地震の際に地震の揺れを建物全体に伝わりにくくする仕組みのことです。具体的には、建物を基礎部分から切り離し、免震ゴムなどの部材を用いることで、地震のエネルギーを吸収し、その衝撃を減少させます。この技術により、揺れ自体を大きく軽減し、地震に強い家の実現が可能となります。特に家具の倒壊や建物の内部被害を防ぐ効果が非常に高く、居住者の安全性を高めるためにも注目されている技術です。
耐震、制震、免震の違いと選び方
「地震に強い家」を実現するためには、耐震、制震、免震の3つの技術の目的と機能を理解することが重要です。耐震は建物そのものの強度を高め、揺れに耐えるよう設計されており、建物内部の損傷を最小限に抑えることが目的です。一方で制震は、揺れを吸収する技術により振動エネルギーを軽減し、建物内部の家具や設備への影響を少なくすることを目指します。そして免震は、建物そのものを地盤から切り離すことで地震の力を直接建物に伝えない仕組みを採用しており、大規模地震に際しても揺れを極限まで抑えることに特化しています。それぞれの技術の特性は異なりますが、災害時の安全性向上のためにどのような対策が適しているのかを考えることが重要です。
まとめ | 地震のリスクと家族の安全をどう考えるか
地震に強い家を建てる上で、地震のリスクや家族の安全をどのように考えるかが非常に重要なポイントになります。特に日本は地震大国と呼ばれるほど地震の多い地域であり、建物の耐震性が不十分な場合、大地震による被害は甚大なものとなりかねません。自宅が家族にとって最も安心できる場所であるためには、どの技術を採用するかの選択だけでなく、建設予定地の地盤の強さや周囲の環境も考慮する必要があります。また、避難経路や家具の固定、耐震等級などハード面・ソフト面の両方を意識した計画を立てることが、家族の安全を確保する第一歩となります。
家づくりを始める際には、地震に強い家を意識するための基本的なポイントを押さえておくことが大切です。まず、住宅性能表示制度に基づく耐震等級をしっかり確認し、可能であれば耐震等級3の建物を選ぶことが安心に繋がります。さらに、家の形状や屋根の材質、使用される建材が耐震性を高めるものかを検討してください。また、信頼できる地盤の上に家を建てることは不可欠です。ハウスメーカーや工務店には、それぞれ異なる耐震技術や特徴があるため、複数の候補を比較し、ライフスタイルや予算に合った選択をすることが重要です。最終的には、長期的な視点で家族が安心して暮らせる住まいを目指しましょう。
ユニテハウスでは、お客様のご状況や予算に合わせた提案をいたします。「まずは話だけでも聞いてみたい」という方でも気軽にお問い合わせ・資料請求ください。
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