- ユニテハウス情報 -
全国のユニテハウス各店が見学会やイベント情報を発信!
- ユニテハウスFC本部
- 山形県上山市
【コラム】注文住宅のフリースペースを有効活用するためのポイントとメリット
2024年12月27日
近年のライフスタイルの変化により、リモートワークなどの働き方の変化が生まれ、1日の多くの時間を自宅で過ごす方が増えています。令和の家づくりでは、人が住まいに求めることも大きく変化しています。そのひとつとして今、人気が集まっているものに「用途が決まっていない”室名”を持たない部屋(スペース)」があります。今回は、新しい住まいのカタチとして注目されている「フリースペース」のメリットや代表的な使い方のアイデアをご紹介します。
フリースペースとは?
フリースペースとは、その名の通り特定の用途に限定されることなく、家族のニーズに合わせ自由に活用できる多目的な空間のことを指します。このようなスペースは、リビングや寝室などの伝統的な部屋の枠にとらわれない自由な設計が特徴です。例えば、子どもたちの遊び場や勉強スペース、さらには趣味や在宅ワークのための空間として使えるため、時代やライフスタイルの変化に柔軟に対応できる点が魅力です。また、必要に応じて使い方を変えられるため、家族の成長や生活スタイルの変化を反映させられる空間としても注目されています。
注文住宅におけるフリースペースの需要
近年、特に注文住宅ではフリースペースの需要が高まっています。その背景には、在宅勤務の普及や、家で過ごす時間が増えたことが挙げられます。新型コロナウイルスの影響により、リモートワークやオンライン授業など、自宅での活動が多様化しました。このような状況では、自宅にフレキシブルに使える空間を持つことが重要視されるようになっています。注文住宅の場合、各家庭ごとのニーズに合わせて設計を変更できるため、フリースペースを自由にカスタマイズできるのが大きな利点です。例えば、リビングの隅のコーナーや階段下の空間を利用して、効率的にフリースペースを取り入れることができます。
フリースペースを導入するメリットとトレンド
フリースペースを導入する最大のメリットは、多目的に利用できることです。一つの空間が複数の役割を果たすため、空間効率が向上し注文住宅全体の価値を高める効果も期待できます。例えば、小さなお子さんがいる家庭では、初めは勉強スペースや遊び場として活用し、成長とともに趣味や仕事のスペースへと使い方を変えることができます。また最近では、室内キャンプやヨガスペースとしてフリースペースを楽しむ家庭も増えています。さらに、効率的な収納スペースとして使えるよう、造作家具や棚を組み込んだデザインも人気を集めています。このように、フリースペースは家族全員のニーズを満たす柔軟な空間として、注文住宅の設計において欠かせない要素となっています。
フリースペースの効果的な活用方法
フリースペースの使い方、アイデアをいくつかご紹介します。
子どもの勉強や遊びスペースとして活用
注文住宅におけるフリースペースは、子どもの勉強や遊びの場として最適な空間です。家族の共有エリアに近い場所に設置することで、親が子どもの様子を見守りながら安心して家事や仕事を行えます。成長に合わせて使い方を変えることができるため、柔軟性の高い空間設計が可能です。特にオンライン授業や宿題スペースとして利用すれば、子どもが集中できる学習環境を整えられます。一方で、遊び場として用いることで、自由な発想や創造性を育みつつ家族のコミュニケーションを深める効果が期待できます。
在宅ワークや趣味の作業エリアとしての利用
コロナ禍を契機に普及した在宅勤務では、専用の作業スペースの確保が求められています。フリースペースをワークエリアとして活用することで、自宅でも集中しやすい環境を実現できます。また、趣味の作業エリアとして使えば、例えば編み物やDIYなどを楽しむ専用のスペースとして役立てられます。注文住宅でワークスペースを取り入れる際は、デスクや収納棚を造作家具で取り付けたり、電源タップを複数配置するなど使い勝手を最優先に設計することが鍵になります。
収納スペースとしての可能性
フリースペースを収納用途に活用するのも効果的な方法です。広い収納スペースを確保できない場合でも、フリースペースを一部活用することで、日常的に使うものをまとめて置くことが可能です。また、家族全員がアクセスできる共用の収納エリアとして利用すれば、家の中が整理整頓されやすくなります。特に子どものおもちゃや勉強道具、趣味のアイテムなどを収納するスペースとして適しています。それを活かすためには、収納棚や仕切りをうまく配置し、利用頻度やアイテムに応じて収納容量を調整する工夫が有用です。
ライブラリーや室内キャンプ場の設置
最近では、フリースペースを家の中に小さなライブラリーとして作り上げる提案も人気です。壁一面に本棚を設置し、お気に入りの読書空間を作ることで、家族それぞれがリラックスできる贅沢な空間が完成します。また、外出の機会が減る中で、リビングやフリースペースにわずかな工夫を加え、室内キャンプ場として使用する方法もあります。テントやマットを広げて非日常感を楽しむことで、家時間をさらに充実させられるでしょう。こうした用途は、家族の時間を共有し、コミュニケーションを促進する役割も果たします。
小さな寛ぎスペース「コージーコーナー」の設置
座り心地のよいチェア、温かみのある光の照明、サイドテーブルでつくる「こぢんまりとした」パーソナルな場所「コージーコーナー」。北欧の住まいには、このコージーコーナーがよく見られるそうです。小さく居心地のよいコージーコーナーは、ゆったりとお茶をしたり読書をしたりと多用途に使える場所。お好みのグリーンなどを置いて「癒し」をテーマにインテリアを整えれば、きっと家族のお気に入りの場所になることでしょう。
活用を最大限にするためのデザインと工夫
用途が決まっていないからこそ、自由な発想が生まれ、その時々の暮らしがもっと快適に、豊かになります。そのフリースペースを最大限に活用するポイントをご紹介します。
開放感を保ちながらプライベートを確保する設計術
フリースペースを設計する際には、開放感とプライベートのバランスを取ることが重要です。例えば、注文住宅では仕切りを完全な壁ではなく、格子状のパーテーションやカーテンを使用すると、空間を広く見せながらも視線を適度に遮ることができます。また、スライドドアや折れ戸を採用すれば、必要に応じてスペースを開けたり閉じたりできるため、用途に合わせた柔軟な使い方が可能です。さらに、リビングやダイニングから少し段差を設けると、自然と空間の区分ができ、落ち着いて作業したりくつろいだりすることができます。
造作家具や棚の工夫で使いやすさをアップ
フリースペースの実用性を高めるためには、造作家具や棚をうまく取り入れるのがおすすめです。たとえば、壁面いっぱいに設置した本棚や収納棚を設けることで、限られたスペースを無駄なく活用できます。さらに、取り出しやすい高さにオープン棚を配置すれば、日常的に使用するアイテムの出し入れがしやすくなります。テーブルやデスクを造作で作ることで、趣味の作業スペースや在宅ワークコーナーをより快適に整えられます。このような工夫を施すことで、フリースペースの使い方が広がり、家族全員の日常に役立つ有益な空間に仕上がります。
壁や間仕切りを使った空間の仕切り方
フリースペースを設計するときには、壁や間仕切りを上手に活用して、空間を有効に区分けすることがポイントです。完全に壁で仕切るのではなく、ローパーテーションや棚を間仕切り代わりにすると、空間に一体感を持たせながら用途に応じた区分が可能になります。透明や半透明の素材を使用した間仕切りを使えば、光を取り入れながらプライバシーを確保することができます。また、収納機能を備えた間仕切りを設置すると、空間を仕切りつつ収納スペースとしても活用でき、一石二鳥の効果が得られます。このように設計の工夫を加えることで、フリースペースの使い勝手が格段に向上します。
フリースペースを取り入れる際の注意点
スペースを広く取り過ぎない
注文住宅でフリースペースを設計する際、つい便利だからとスペースを広く取り過ぎてしまうことがあります。ただし、フリースペースはあくまで多目的空間であり、用途に合わせた適切な広さを確保することが重要です。広すぎると活用目的がぼやけ、結果として「ただの余った空間」になりかねません。例えば、子どもの学習用スペースや在宅ワークのエリアであれば、3〜5畳程度の広さがあれば十分に使いやすい空間となります。また、他の部屋とのバランスも考慮し、無理のない設計を心がけることが大切です。
冷暖房効率や照明計画の重要性
フリースペースは特に用途が決まっていない多目的空間であるため、場所によっては冷暖房や照明の計画が後回しにされることがあります。しかし、快適に使用できる空間にするためには、これらの計画が欠かせません。例えば、リビングの一部を仕切ってフリースペースを作る場合、リビング自体の冷暖房効率に影響を与えない設計が求められます。また、ペンダント照明やスポットライトを活用し、柔軟な照明プランを考えることで、より快適な空間作りを実現できます。自然光を取り入れる設計や断熱性能を高める工夫を同時に行うことで、より居心地の良いフリースペースになるでしょう。
さまざまな使用目的に対応できる設計の柔軟性
フリースペースの最大の魅力は、その使い方が自由であることです。そのため、将来的に異なる用途に対応できるような柔軟な設計が必要となります。例えば、子どもが小さい頃は遊び場や勉強スペースとして活用し、成長に合わせて趣味のエリアやテレワークスペースに変更できる設計が理想的です。可動式の間仕切りや収納家具を導入することで、空間を簡単に変更できるようにすると実用性が高まります。また、電源やコンセントの位置を多目的に対応できるように配置しておくと、どのような使い方にも対応しやすくなります。
まとめ
フリースペースは、マイホームの利便性・デザイン性をアップしてくれる可能性のある間取りアイデアです。注意すべき点もありますが、事前に把握していれば対策は難しくありません。施工実績の多い住宅会社に相談して、おしゃれで使いやすいフリースペースを計画しましょう。
ユニテハウスでは、お客様のご状況や予算に合わせた提案をいたします。「まずは話だけでも聞いてみたい」という方でも気軽にお問い合わせ・資料請求ください。
資料請求はこちら
モデルハウスの見学予約はこちら
ユニテハウスの事例はこちら
- アーカイブ
-
- 2025年1月 (3)
- 2024年12月 (9)
- 2024年11月 (8)
- 2024年10月 (10)
- 2024年9月 (6)
- 2024年8月 (10)
- 2024年7月 (15)
- 2024年6月 (7)
- 2024年5月 (10)
- 2024年4月 (9)
- 2024年3月 (10)
- 2024年2月 (11)
- 2024年1月 (16)
- 2023年12月 (14)
- 2023年11月 (8)
- 2023年10月 (9)
- 2023年9月 (8)
- 2023年8月 (11)
- 2023年7月 (15)
- 2023年6月 (11)
- 2023年5月 (8)
- 2023年4月 (16)
- 2023年3月 (8)
- 2023年2月 (5)
- 2023年1月 (4)
- 2022年12月 (7)
- 2022年11月 (6)
- 2022年10月 (5)
- 2022年9月 (2)
- 2022年8月 (4)
- 2022年7月 (10)
- 2022年6月 (5)
- 2022年5月 (7)
- 2022年4月 (9)
- 2022年3月 (8)
- 2022年2月 (5)
- 2022年1月 (5)
- 2021年12月 (11)
- 2021年11月 (10)
- 2021年10月 (6)
- 2021年9月 (8)
- 2021年8月 (6)
- 2021年7月 (8)
- 2021年6月 (7)
- 2021年5月 (12)
- 2021年4月 (13)
- 2021年3月 (6)
- 2021年2月 (15)
- 2021年1月 (8)
- 2020年12月 (8)
- 2020年11月 (18)
- 2020年10月 (9)
- 2020年9月 (10)
- 2020年8月 (11)
- 2020年7月 (12)
- 2020年6月 (21)
- 2020年5月 (13)
- 2020年4月 (7)
- 2020年3月 (5)
- 2020年2月 (8)
- 2020年1月 (5)
- 2019年12月 (10)
- 2019年11月 (10)
- 2019年10月 (7)
- 2019年9月 (8)
- 2019年8月 (11)
- 2019年7月 (9)
- 2019年6月 (10)
- 2019年5月 (4)
- 2019年4月 (7)
- 2019年3月 (1)
- 2019年2月 (2)
- 2019年1月 (2)
- 2018年12月 (6)
- 2018年11月 (3)
- 2018年10月 (3)
- 2018年9月 (3)
- 2018年8月 (3)
- 2018年7月 (2)
- 2018年6月 (3)
- 2018年5月 (1)
- 2018年4月 (5)
- 2018年3月 (1)
- 2018年2月 (2)
- 2018年1月 (4)
- 2017年12月 (4)
- 2017年11月 (3)
- 2017年10月 (3)
- 2017年9月 (4)
- 2017年8月 (4)
- 2017年6月 (2)
- 2017年5月 (3)
- 2017年4月 (1)
- 2017年3月 (1)
- 2015年10月 (1)
- 2015年9月 (3)
- 2015年7月 (1)