- ユニテハウス情報 -

全国のユニテハウス各店が見学会やイベント情報を発信!

ユニテハウスFC本部
山形県上山市

【コラム】【雪国の家づくり】玄関からの外気をシャットアウトする風除室の魅力とは?

2024年12月20日

「風除室」とは、玄関前に設置する風や雪を除けるための小屋のことを指します。風除室を玄関前に設けることで、家のなかに風が入り込みにくくなるだけでなく、収納スペースとしても活用できるようになります。

この記事では、風除室のメリットや注意点、設置にかかる費用の目安についてご紹介します。風除室を作るかどうか迷っている方はぜひ最後までご覧ください。

 

風除室とは?基本的な知識を解説


 



 

風除室は、風や雨、雪が建物内に入り込むことを防ぐ役割があり、雪が多い地域や風の強い地域では、一般の住宅にも設置されることがあります。

 

風除室の定義について


風除室とは、建物の入口に設けられる小部屋のことで、外部からの冷気や風、雨、雪といった環境要因の影響を軽減する目的で設置されます。外扉と内扉を二重構造にすることで、外気が直接建物内に入り込むのを防ぎ、室温の維持にも大きな効果を発揮します。そのため、特に寒冷地では重要な役割を果たす設備として知られています。

 

寒冷地での活躍


風除室は寒冷地で多く見られる設備で東北地方や北海道などでは一般的です。その背景には、冬季に厳しい寒さや大量の積雪が生じるこれらの地域で、快適な室内環境を保つ必要性があります。風除室の設置により、外部からの冷気や雪の吹き込みを防ぎ、玄関周辺を温かく保つことができます。また、建物内の熱が外に逃げにくくなるため、冷暖房効率が向上し、省エネ効果にもつながります。このように風除室の設置は、寒冷地の住環境を改善する一つの工夫として浸透しています。

 

玄関フードとの違い


風除室と玄関フードは似たような設備として認識されることが多いですが、若干の違いがあります。玄関フードは玄関部分を囲う簡易的な構造物で、主に風雪を防ぐことを目的としています。一方で、風除室は完全な小部屋として設計されており、外扉と内扉の二重構造で空気の流れをコントロールする仕様です。このため、風除室のほうが外気遮断効果に優れており、さらに室内保温性や防音性を高める役割を果たします。そのため、寒冷地ではしっかりとした風除室が採用されることが多くなっています。

 

風除室を設置するメリット


 



 

玄関や窓などの設備とは異なり、風除室は、必ず設置しなければならないわけではありません。しかし、設置する大きなメリットがあります。

 

屋外からの冷気遮断と快適な室温維持ができる


風除室がないと、玄関を開けるとダイレクトに外気が侵入します。室内外の寒暖差が激しい場合、屋内が一気に寒くなることもあるでしょう。特に雪国では、真冬の外気が室内に入り込むことで温度の低下が起こりやすいですが、風除室を設置することで外扉と内扉の二重構造がバリアとなり、寒さを和らげます。そのため、家族が快適に過ごせる室温を維持する効果が期待できます。

 

防風対策や雪の吹き込み防止となる


風除室はその名の通り、風を除けるための空間として大きな役割を果たします。寒冷地や雪が多い地域では、強風によって玄関付近に雪やゴミ、雨水が吹き込みやすい環境ですが、風除室があることで直接的な風の影響を軽減できます。また、玄関付近に溜まる雪を防ぐことで、扉の開閉がスムーズに行えるため、冬場の生活が大きく改善されます。

 

省エネ効果と冷暖房効率の向上


風除室を設置することで、室内と屋外の空気が直接入れ替わるのを防ぐため、冷暖房の効率が向上します。暖房の使用が多くなる寒冷地では、暖められた空気が屋外に逃げるのを防ぐことが重要です。また、夏場には熱気の流入を防ぐ効果もあるため、一年を通じて空調負荷が軽減され、省エネ効果が期待できます。

 

風除室を設置するデメリット


 



 

メリットが多い風除室ですが、デメリットも存在します。特に、以下のデメリットに関しては、対策を講じておきましょう。

 

開閉に手間がかかる


風除室を設置すると、玄関と風除室、そして門などすべての扉を開閉する必要があります。急いでいるときには不便に感じることもあるでしょう。風除室のドアを少ない力で開閉できるタイプにすることで、開閉の負担を軽減できます。また、玄関から風除室のドア、門の動線が一直線になるように配置すれば、家の出入りが比較的楽になります。

 

設置に費用がかかる


風除室を設置するには費用がかかります。また、ほかの設備と同様、経年劣化などで不具合が出ることもあるため、リフォーム代がかかることになります。

 

風除室を設置するポイント


 



 

満足度の高い風除室を設置するために注意するポイントを紹介します。地域や自身のライフスタイルと重ね合わせて考えてください。

 

設置場所の選定と空間確保


風除室を設置する際には、建物全体の構造や位置、周囲の敷地状況をよく考慮することが重要です。特に玄関前は、住民や訪問者が最も頻繁に利用する場所であるため、日々の動線を妨げない配置が求められます。また、設置スペースを確保するためには、風除室のサイズに応じた十分な空間を確保する必要があります。敷地に余裕がない場合でも、ミニマルなデザインの風除室や、可動式の製品を選ぶことで柔軟に対応できます。

 

風除室のデザインと素材選び


風除室のデザインは、家や施設の外観と調和させることが重要です。ガラスを多用したモダンなデザインや木目調の温かみのあるデザインなど、選べる種類は豊富です。素材は、耐久性があり、寒冷地や天候の影響を受けにくいものを選びましょう。例えば、アルミやポリカーボネート製の風除室は耐久性が高く、雪や風に強いのが特徴です。また、防犯性能を高めるために強化ガラスや施錠機能付きの扉を採用することもおすすめします。

 

雪国の家づくりでは、風除室で冬でも暖かい家づくりを実現しよう


 



 

雪国での家づくりなど、寒さや雪の多さに悩まされている場合は、風除室の設置がおすすめです。風除室を設置することで、外気が直接入りにくくなり、住宅の断熱効果を高められます。また、雨や泥がついたものを一時的に置くこともできるので、屋内に湿気や汚れが入りにくくなるというメリットもあります。湿気対策と暑さ対策をしっかりと行い、適切なドアの形状を選ぶことで、より満足度の高い風除室を設置できます。

 

ユニテハウスでは、お客様のご状況や予算に合わせた提案をいたします。「まずは話だけでも聞いてみたい」という方でも気軽にお問い合わせ・資料請求ください。

 

資料請求はこちら

モデルハウスの見学予約はこちら

ユニテハウスの事例はこちら

アーカイブ
もっと見る
資料請求はこちらから-
ページトップへ戻る