年々、注文住宅を建てる方のニーズや間取りの流行りは変化しています。従来、二階建ての住宅にはバルコニーやベランダを設けることが一般的でした。しかし最近では、バルコニーやベランダを取り入れない方が少しずつ増加しています。その背景にはどのようなものがあるのでしょうか。この記事では、バルコニー・ベランダ「いらない」派が増加している理由について解説します。

バルコニー・ベランダがいらない理由

最近、「バルコニーやベランダはいらない」という人が増えてきたのはなぜでしょうか。バルコニーやベランダは不要という方たちには共通点がありました。

日々の掃除が大変

バルコニーやベランダは、何も使わなくても汚れ、落ち葉などの掃除も大変です。やはり、少しでも掃除の手間を減らしたいので、バルコニーやベランダは無しにしたいという意見が多くなってきています。

洗濯物をバルコニーやベランダで干さない

最近増えてきたのがこのケースです。洗濯物は室内干しにしたり、機械乾燥をするのでバルコニーは不要という家庭が増えてきました。シーツなどは干したいという方も洗濯機を置く洗面所近くのお庭に干すからOKという人もいます。また、春先からの花粉症対策の一環で洗濯物は外に干したくないという家庭も増えてきています。

防犯対策でバルコニーを設けたくない

２階バルコニーには掃き出し窓があること、また窓を開けっぱなしにしている家庭もあることから、バルコニーから泥棒が侵入することもあります。外部から見やすい場所にバルコニーを設けたり、塀などを登って上がれない場所にバルコニーを設けたりすることで、防犯リスクを下げることは可能ですが、バルコニーがあると不安に感じる人も少なくありません。

コストを抑えられる

バルコニーやベランダを設けないことで、注文住宅の建築費用を抑えることが出来ます。
バルコニーやベランダを設置する場合、排水設備の設置や外壁工事が必要なため数十万円の費用が発生します。バルコニーやベランダは定期的なメンテナンスを行う必要があり、設置費用の他にメンテナンス費用も必要です。ハウスメーカーや工務店の保証期間中は無償でメンテナンスを受けられる場合もありますが、保証期間が過ぎればメンテナンス費用はすべて自己負担しなければなりません。そのためバルコニーを設置しない場合は、設置費用とメンテナンス費用を減らせるため、コストダウンできます。

バルコニーやベランダを無くしてしまっても、問題ない？

上記のような理由から最近、2階建て以上の新築で「バルコニーやベランダ無し」にする家庭が増えています。建築コストや維持管理の負担を軽くするために有効な選択肢になっているのです。実際、事務的にベランダを設置した人の中には、さまざまな理由からほぼ使っていない方もおられるようです。そんな方々は「バルコニーやベランダを無くせばよかった」と感じていることでしょう。一方、ベランダの利用目的が明確で、それが他の方法で代替できないなら、従来どおりベランダを設置すべきでしょう。まずは、自分たち家族にとってバルコニーやベランダが絶対にいるのか見極めが大切なのではないでしょうか。

まとめ

バルコニーやベランダは物干し場だけでなく、庭としても活用できるなど、幅広い使い方ができます。しかし、ライフスタイルによってはバルコニーをあえて作らない選択をする方も増えています。バルコニーやベランダを設けなければ、定期的な掃除にかける手間やメンテナンス費用が不要になるのはメリットのひとつです。
さらにバルコニーやベランダがなければ、空き巣の侵入経路を減らし防犯性も高まります。このようにバルコニーやベランダがないことで、さまざまなメリットが期待できます。バルコニーやベランダのない家づくりをお考えの方は、ユニテハウスにご相談ください。

ユニテハウスでは、お客様のご状況や予算に合わせた提案をいたします。「まずは話だけでも聞いてみたい」という方でも気軽にお問い合わせ・資料請求ください。

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