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【コラム】住宅ローン手続きの流れとは?必要な書類や注意点を解説

2023年09月29日



この記事では、「これから家を建てる方」や「住宅ローンについて知りたい」という方に向けて、以下の内容を解説します。

・住宅ローン手続きの流れ
・手続きに必要な書類や注意点

住宅ローンを借りる際に、必要な準備や見落としがちな注意点についても解説します。住宅ローンを申し込む予定のある方は、ぜひ最後までご覧ください。 



住宅ローン手続きの流れ


はじめに、住宅ローン手続きの流れについて解説します。



申し込む住宅ローンを決める


住宅ローンの手続きを進めるにあたり、申し込む住宅ローンを決めましょう。家を建てる際に、ハウスメーカーや不動産会社から提携している金融機関の住宅ローンを紹介されることもあります。また、自分で情報を集めて申し込むことも可能です。申し込む方法によっては、金利の優遇特典などがついている場合もあるので、生活を考慮してよく吟味するのがおすすめです。


審査に申し込む


申し込む住宅ローンが決まったら、必要な書類を用意して金融機関による審査を受けましょう。住宅ローンの審査は、一般的に事前審査と本審査の2段階あり、事前審査に通過しなければ本審査へ進めません。事前審査では主に資産状況の申告を行い、本審査ではより詳細な情報や団体信用保険に加入するための健康状態を申告します。


契約手続きを進める


本審査が終了したら、金融機関と金銭消費貸借契約を結ぶための手続きを進めます。金銭消費貸借契約を進めると同時に、土地や建物を担保にする抵当権や、保証会社が金融機関に対して債務を保証する保証委託契約を締結します。ただし、建築中の物件は完成後に締結を行うのが一般的です。


金融機関から融資が実行される


契約書類に不備がなければ、事前に指定した振込日に金融機関から融資が実行されます。その後、必要な手数料や経費が引き落とされることで、不動産会社やハウスメーカーへ代金の支払いが完了します。支払いが完了すれば、住宅が引き渡されるので書類の不備などで融資が遅れないように注意が必要です。また、融資される資金を他の用途に流用することは一切できません。




住宅ローンを借りる際に必要な書類


次に、住宅ローンを借りる際に必要な書類について解説します。



事前審査時に必要な書類


事前審査の際に必要な書類は、金融機関や申し込み内容によって異なり、金融機関が用意するものと自分で準備をするものがあります。一般的に、下記書類の準備が必要です。
・事前審査申込書
・本人確認書類
・収入確認書類
・物件確認書類
収入確認書類で必要なケースが多い、源泉徴収票や住民税決定通知書などは取得に時間がかかるものがあるので、早めに手配しておきましょう。


本審査に必要な書類


本審査では、事前審査で提出したもの以外の書類を提出します。一般的には下記の書類を準備する必要があります。
・住宅ローン借入申請書
・保証委託依頼書
・団体信用生命保険申込書
・本人確認書類
・収入確認書類
・物件確認書類
原則、事前審査で提出した書類の再提出は不要です。また、物件確認書類は購入する物件によって揃えられる書類が異なるため、提出する金融機関に確認しておくと安心です。


契約時に必要な書類


全ての審査が終わり、金銭消費貸借契約を進める際に必要な書類は下記の通りです。
・金銭消費貸借契約書
・抵当権設定契約書
・保証委託契約書
・本人確認書類
・融資金の入金口座を確認する書類
保証委託契約書は、保証会社を利用する場合に必要です。事前審査から契約締結までに必要な書類が多岐に渡ります。書類の不備によって住宅の引き渡しが伸びる可能性を避けるために、余裕を持って準備しておきましょう。




住宅ローンを借りる際の注意点


最後に、住宅ローンを借りる際の注意点について詳しく解説します。



借り過ぎに注意する


予算を上げたい場合でも、住宅ローンの借り過ぎには注意が必要です。月々の返済可能額を考慮せずに住宅ローンを借り入れると、生活が苦しくなる可能性があります。借りられる限度額が高い場合でも、将来的な出費や収入の減少を考慮して少なめに見積もっておくことが重要です。


生活を考慮して金利タイプを選ぶ


住宅ローンは、生活を考慮して金利タイプを選びましょう。金利タイプには、利率を固定できて月々の収支バランスが取りやすい「固定金利型」や、金融政策によって利率が変わるものの、借入時の金利が固定金利より低い「変動金利型」の2種類があります。住宅ローンの金利変動を予想するのは難しいため、できる限り将来的な支出を見越した選択が必要です。


生活費に余裕を持てる返済計画にする


借入時には、生活費に余裕を持てる返済計画を立てるのがポイントです。ライフイベントによって月々の支出額が増えると、預貯金にあてる資金が不足する可能性があります。特に、養育費のかかる子どもがいる家庭は、急な出費に対応できるように余裕のある返済計画を立てておくことが大切です。




まとめ


住宅ローンを借り入れるには、申し込みや審査・契約手続きに手間と時間がかかります。手続きが順調に進まない場合は、住宅の引き渡しが遅れる可能性があるため注意が必要です。手続きに必要な書類は、申し込み内容や金融機関によって異なるため、事前に確認しておくと安心ですよ。

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