1. 資金・保険・制度

• エコポイント
  エコポイント

  家電エコポイント、住宅エコポイントとある内の後者は、省エネに関する基準を満たした住宅にエコポイントを発行する経済政策事業。ポイントは、商品との交換や追加工事の発注の際に使用することができる。

• 火災保険
  火災保険

  火災を原因とする損害を補償するための保険。住宅ローンの利用者は、返済期間において加入することが義務付けられている。

• 元金均等
  元金均等

  利息上乗せ前の元本返済金額が一定の返済方式。利息の額と返済額が比例して、経年と共に返済額は減少していく。

• 元利均等
  元利均等

  返済額が、返済期間において終始一定となる返済方式。利息と元本返済の金額のバランスが、返済開始期と終了期とで逆転する。

• 金利
  金利

  金銭の貸し借りにおける資金の賃貸料。返済義務の対象となる。利子ともいわれる。

• 繰上返済
  繰上返済

  予め取り決めている毎月の返済額を超えて、後の返済額の分も支払うこと。

• 競売
  競売

  担保物件の「競売」の場合、債権者が任意に担保物件を競り売りすること。

• 固定金利
  固定金利

  常に一定であることを特徴とする金利。

• 財形住宅融資
  財形住宅融資

  公的融資の住宅ローンの一種。
  勤務先、共済組合、住宅金融支援機構を申込窓口とし、事業主、事業主団体および福利厚生会社から融資を受けられる。勤務先で財形貯蓄を行っていることが条件。

• 地震保険
  地震保険

  地震や火山の噴火、またそれらを原因とする損害を補償するための保険。火災保険加入が条件となる。

• 自治体融資
  自治体融資

  都道府県や市町村が扱う公的融資。融資内容は自治体ごとに異なるが、近年は各自治体の重点的政策が反映される内容となっている。

• 地盤保証制度
  地盤保証制度

  地盤調査または地盤補強工事の瑕疵による、住宅の不同沈下が認められた場合、その補修費用を登録地盤会社が負担する制度。負担する額の割合は定められている。

• 借地権
  借地権

  地主から土地を借りる権利。地主と借地契約を結んだ者は、借地料を支払う義務を負う。

• 住宅瑕疵担保保険
  住宅瑕疵担保保険

  住宅の品質が損なわれた場合に備え、補修の責任義務を持つ売主・請負人が指定の法人との間で取り結ぶ保険契約。

• 住宅完成保証制度
  住宅完成保証制度

  住宅建設途中に業者側の理由で施工が中断した場合に、中断によって生じた割増金を発注者の代わりに負担する制度。負担する額には上限がある。

• 住宅性能表示制度
  住宅性能表示制度

  共通のルールに基づき、住宅の性能を等級表示する制度。

• 住宅ローン
  住宅ローン

  住宅や土地を購入する際に金融機関から借り受ける融資のこと。

• 住宅ローン控除
  住宅ローン控除

  住宅ローンの利用者が、所得税の還付を受けられる制度。一定の条件を満たした者に限られる。

• 耐震化助成制度
  耐震化助成制度

  住宅を始めとする建築物の、耐震のための改修費用を、自治体が補助する制度。

• 団体信用生命保険
  団体信用生命保険

  住宅ローン利用者が加入する生命保険の種類。保険者は融資を受けた者で、条件を満たせば、建物・土地の所有権は本人または遺族に残ったままで、ローン債務は免除される。

• 担保
  担保

  債務が履行されない場合の為、予め債権者に提供される弁済確保手段。
  住宅ローンの場合、債務となるローン返済が行われなかった場合に備え、物的担保と人的担保が債権弁済の確保手段となる。

• 長期優良住宅
  長期優良住宅

  2009年制定の「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」により、設定された住宅基準。

• 定期借地権
  定期借地権

  借地契約終了後の契約更新ができない、借地権のこと。従来の借地借家法上では契約更新が可能であったため、旧借地権との違いを示すために、この呼び名がある。

• 抵当権
  抵当権

  物的担保の一種。
  担保物の占有権は抵当権設定者にあるままで、債権の弁済が認められない時は、債権者の任意で競売が可能となる。
  
  住宅ローンの場合、たいてい、担保として土地と建物両方に抵当権が設定される。

• 変動金利
  変動金利

  市場の金利の変化に連動し、返済途中にその割合が変わることを特徴とする金利。

2. 見積り・契約

• 一般管理費
  一般管理費

  管理業務に際して発生する費用。

• 請負金額
  請負金額

  契約金額に消費税額を加えたもの。

• 請負契約
  請負契約

  工事を発注し、請負者に報酬を支払う契約。発注者と請負者が契約関係にある。

• 請負工事費
  請負工事費

  消費税を含んだ、工事金額の総計。

• 間接工事費
  間接工事費

  仮設に関する費用と諸経費。

• 共通仮設費
  共通仮設費

  工事全体を通して必要な設備にかかる費用。現場事務所や動力、水道等がそれに当たる。

• 現場管理費
  現場管理費

  現場の運営費と現場管理者の経費。

• 工事請負契約書
  工事請負契約書

  契約締結の際に用いる書面。契約内容の記載がある。

• 工事原価
  工事原価

  工事価格から一般管理費などを除いた分の金額。

• 重要事項説明
  重要事項説明

  契約の際、管理建築士等がその契約に関する重要事項を施主らに説明すること。

• 純工事費
  純工事費

  直接工事費と共通仮設費の合計。

• 単価
  単価

  商品一つ当たりの価格。

• 直接工事費
  直接工事費

  工事に直接的に関連する費用のこと。

• 保証人
  保証人

  保障の債務を負う者。

3. 確認申請

• 延焼のおそれのある部分
  延焼のおそれのある部分

  ある建物の周辺で火災が発生した場合に、燃え移る可能性のある部分のこと。

• 確認済証
  確認済証

  担当の官公庁および検査機関が、建築確認申請を受けて許可の印に交付する証明書。

• 換気
  換気

  室内に外気を取り込み、内部の空気を外に排出すること。

• 狭隘道路申請
  狭隘道路申請

  狭隘道路の幅を広くするための申請。

• 居室
  居室

  居住、執務、集会などのために使用する部屋。

• 建築
  建築

  新築、増築、改築、移転の総称。

• 建築確認申請
  建築確認申請

  建築に着手する際に、その許可を得るために官公庁に申請をすること。

• 建築基準法
  建築基準法

  建築物の敷地や構造、設備、用途に関する最低限の基準を定めた法律。

• 建築計画概要書
  建築計画概要書

  建築主の名前や規模・配置等が書かれた書類。建築確認申請の際に、提出する。

• 建築面積
  建築面積

  外壁または柱の中心線で囲まれた、水平投影面積。

• 建ぺい率
  建ぺい率

  敷地面積に対する建築面積の割合。

• 採光
  採光

  室内に自然光を取り入れること。

• シックハウス対策
  シックハウス対策

  居住者が、建物内で化学物質などによる空気汚染で罹患することを防ぐための備え。

• 指定確認検査機関
  指定確認検査機関

  建築確認申請を受けたり検査を行ったりする機関として、国土交通大臣や都道府県知事から指定された機関。

• 地盤面
  地盤面

  建築物が周囲の地面に接する水平面。

• 住宅瑕疵担保履行法
  住宅瑕疵担保履行法

  住宅の瑕疵に関して、消費者の立場を重んじた処理ができるように定められた法律。

• 住宅の品質確保の促進等に関する法律
  住宅の品質確保の促進等に関する法律

  住宅の性能に関する表示や基準、評価の制度を設けた法律。

• 主要構造部
  主要構造部

  壁、柱、梁、屋根、階段部分。

• 準耐火建築物
  準耐火建築物

  延焼を抑えられる、耐火建築物を除く建築物。

• 省エネ法
  省エネ法

  省エネを推進するために業務部門と家庭部門のエネルギーの使用を合理化する法律。

• 消防法
  消防法

  火災の予防・警戒・鎮圧、および被害の軽減を目的に定められた法律。

• 申請手数料
  申請手数料

  建築確認申請を行う場合にかかる金額。

• 耐火建築物
  耐火建築物

  火災終了まで加熱に耐えられる、もしくは、周辺の火災に耐えられる、耐火構造を有する建築物。

• 耐火構造
  耐火構造

  耐火性能のある構造。

• 定期報告
  定期報告

  災害の発災に備え、定期的にその安全性の検査結果を特定行政庁に報告すること。

• 都市計画区域
  都市計画区域

  人口、就業者数を考慮し、都道府県が整備、開発、保全の必要性から、都市計画法にて指定した区域。

• 都市計画法
  都市計画法

  都市計画の内容や決定手続、制限などを定めた法律。

• 延べ面積
  延べ面積

  各階の床面積の合計。

• 防火地域
  防火地域

  防火・防災の考えから、耐火性の高い建築物を造ることを定めた地域。

• 床面積
  床面積

  壁または区画の中心線で囲まれた水平投影面積。

• 容積率
  容積率

  敷地面積に対する延べ面積の割合。

• 用途地域
  用途地域

  建物の用途や規模を制限することで、無秩序な開発を防ごうと、その用途を指定した地域。

4. 解体工事

• アスベスト
  アスベスト

  天然の鉱物繊維。耐久・耐熱・耐薬の特性から、多くの建材に使われたが、空気中に飛散したそれが人体に取り込まれると、病気になる危険がある。

• 一般廃棄物
  一般廃棄物

  家庭や事務所から出る、一般的なゴミ。

• ガラ
  ガラ

  コンクリートの破片や建築廃材。

• 瓦礫
  瓦礫

  廃棄物となる、建築物の残骸。

• 切り離し工事
  切り離し工事

  建築物の一部のみを壊す工事。

• コンクリートクラッシャー
  コンクリートクラッシャー

  コンクリートを砕く時にユンボに取り付ける部品。

• 混合ゴミ
  混合ゴミ

  分別が不可能な状態のゴミ。

• 最終処分場
  最終処分場

  産業廃棄物を最終的に埋めて処理する場所。

• 産業廃棄物
  産業廃棄物

  事業活動により出るゴミ・汚物や売却できず不要になったもの。

• 整地
  整地

  土砂の搬出・埋め戻しにより、地盤面を平らにすること。

• ゼロエミッション
  ゼロエミッション

  分類を細分化し、再利用・再資源化により廃棄物をゼロにすること。

• チップ
  チップ

  産業廃棄物の木が細かくなったもの。解体工事の際に生じる。

• 中間処理場
  中間処理場

  産業廃棄物が最終処分の前に、焼却・粉砕・圧縮の処理をなされる場所。

• 手解体
  手解体

  バールなどを使い、人力で部位ごとに行う解体。

• 鉄骨カッター
  鉄骨カッター

  鉄骨を切る時にユンボに取り付ける部品。

• 2t・4tダンプ
  2t・4tダンプ

  土砂や砂利の運搬を目的とした特装車。

• 野焼き
  野焼き

  ゴミを野外で焼却すること。

• バール
  バール

  解体や釘抜きの際に使用する工具。

• 斫り
  斫り

  コンクリートなどを砕いたり削ったりすること。

• 不法投棄
  不法投棄

  産業廃棄物を山林や原野に捨てること。違法行為である。

• 分別解体
  分別解体

  資材の廃棄物を分別しながら行う解体。

• ミンチ解体
  ミンチ解体

  建築物をユンボなどで一気につぶして行う解体。分別をしないこの解体の仕方は、既に法律で禁止されている。

• ユニック車
  ユニック車

  クレーンを装備したトラック。

• ユンボ
  ユンボ

  建築物の解体や土の掘削などに使う機械。

• 養生
  養生

  粉塵・騒音の防止のために、解体する建物の周りにシートやパネルを張ること。

• ラフター
  ラフター

  運転室で走行とクレーン操作の両方を操作できる機械。

• ねこ(猫車)
  ねこ(猫車)

  コンクリートのガラや土砂を運ぶ手押しの一輪車。

5. 祭事

• 斎鎌
  斎鎌

  白木の鎌。鎌は草や芝を刈り取るのに使用される農具。

• 斎鍬
  斎鍬

  白木の鍬。鍬とは園芸や農作業、土木作業の為、土を掘り起こすのに使用される農具。

• 斎鋤
  斎鋤

  白木の鋤。鋤は地面を掘ったり、土砂などをかき寄せたり、土の中の雑草の根を切るのに使用される農具。

• 斎砂
  斎砂

  刈初之儀、穿初之儀、地曳之儀で使う、敷地に見立てるための砂山。

• 斎竹
  斎竹

  神事の際に、四方に立てる青竹。

• 斎主
  斎主

  儀式を進める主神職。

• 穿初之儀
  穿初之儀

  地鎮祭において、施主が敷地に見立てた砂山に忌鎌を入れる動きをする儀。

• 大幣(大麻)
  大幣(大麻)

  修祓の際、祓う時に使う紙で作られた道具。

• 刈初之儀
  刈初之儀

  地鎮祭において、設計者が草に見立てた笹を刈り取る動きをする儀。

• 献饌之儀
  献饌之儀

  地鎮祭において、神にお供えをする儀。

• 降神之儀
  降神之儀

  地鎮祭において、神をお迎えする儀。

• 五色御幣
  五色御幣

  五色の色を付けた御幣。紙または布を切り、細長い木にはさんで垂らしたもの。

• 鎮物埋納之儀
  鎮物埋納之儀

  地鎮祭において、鎮物を砂山に置く儀。地霊を鎮めるための儀式で、基礎工事の際に鎮物を埋めることがほとんどである。

• 地鎮祭
  地鎮祭

  建築物を建てる際に行う、土地の神を鎮めるための儀式。

• 地曳之儀
  地曳之儀

  地鎮祭において、施工者が敷地に見立てた砂山に忌鋤を入れる動作をする儀。

• 注連縄
  注連縄

  斎竹から右回りで回す縄。

• 修祓
  修祓

  地鎮祭において、参列者やお供え物をお祓いする儀。

• 昇神之儀
  昇神之儀

  地鎮祭において、神様に帰っていただくために行う儀。

• 上棟式
  上棟式

  建物の骨組みが完成したことを祝い、施主が施行者をねぎらう儀。

• 神酒拝戴
  神酒拝戴

  神前に捧げたお酒を神職から頂戴し、神威をいただく儀。

• 玉串奉奠
  玉串奉奠

  地鎮祭において、玉串を神前に供える儀。

• 撤饌
  撤饌

  地鎮祭において、神職がお供え物を神前から下げる儀。

• 直会
  直会

  神に供えた水・塩・洗米・山海の珍味を参列者が頂戴する会。

• 祝詞奏上
  祝詞奏上

  地鎮祭において、神職が式文を唱える儀。

• 火入れ式
  火入れ式

  建物の空調設備やボイラーなどの操業を始める際に行う儀。

• 神籬
  神籬

  一時的に、神を迎えるための依り代。

• 真榊
  真榊

  神事の祭壇の左右に立てる道具。

6. 土工事

• RC連続壁工法
  RC連続壁工法

  山留めの工法の一つ。法面にコンクリートの壁を作る。止水性、剛性は高いが、作業時間を多く要し、費用は高い。

• アイランド工法
  アイランド工法

  先に掘削した中心部を山留めしつつ、周囲を掘削する方法。

• 埋戻し
  埋戻し

  根切りの後、掘削した土砂を、再度指定の面まで埋め戻すこと。

• 親杭横矢板工法
  親杭横矢板工法

  山留めの工法の一つ。H形鋼を親杭として、木製の板を横方向に積み上げる。

• 既成杭注列壁工法
  既成杭注列壁工法

  山留めの工法の一つ。並べた既成杭の間をセメントで埋めて、これを壁とする。止水性に優れ、剛性も高い。

• 切梁
  切梁

  腹起しを受ける梁のこと。

• 残土処分
  残土処分

  余った土を処分すること。

• シートパイル工法(鋼矢板工法)
  シートパイル工法(鋼矢板工法)

  山留めの工法の一つ。金属製の矢板を積み上げる。法面が崩れやすかったり、地下水が出やすかったりした場合に用いる。

• 地山
  地山

  盛土や埋戻しをしていない、自然な法面。

• 場内処分
  場内処分

  残土処分の一つの手段。敷地内で埋戻し等に使う。

• 水平切梁工法
  水平切梁工法

  梁で法面を支える工法。側圧が大きい場合に用いられる。

• 鋤取り
  鋤取り

  掘削後に、敷地の表面を平にならすこと。

• ソイルセメント注列壁工法
  ソイルセメント注列壁工法

  山留めの工法の一つ。H形鋼を芯として、孔の中でソイルセメントと土を攪拌してこれを壁とする。止水性、剛性はともに高い。

• 突固め
  突固め

  埋め戻した土をランナーやプレートでならしながら固めること。埋め戻した土が柔らかいままであると、地盤綿が下がってしまうため、それを防ぐために行う。

• 転圧
  転圧

  地盤を締め固めること。

• 床付け
  床付け

  掘削した底面を平らにすること。砂利敷やコンクリートを打つために行う。

• 馴染み起こし
  馴染み起こし

  地山に盛土をする際、表層部分が崩れることを防ぐために行う、盛土と地山を馴染ませる作業。

• 法付きオープンカット工法
  法付きオープンカット工法

  山留めをすることなく掘削する方法。

• 法面(法)
  法面(法)

  掘削により生じる斜面。

• 腹起し
  腹起し

  水平切梁工法において、用いられる梁のこと。

• プレロード工法
  プレロード工法

  山留めの壁に荷重をかけて変形を小さく抑えた上で、掘削する方法。周囲の地盤沈下を防ぐ。

• 水締め
  水締め

  地盤表面を固める方法。土や砂に水を含ませ、自然乾燥させる。

• 矢板
  矢板

  根切りした法面の土を支えるための板の総称。

• 山留め
  山留め

  根切りした法面が崩れるのを防ぐ工事。

• 根入れ深さ
  根入れ深さ

  地中に打ち込む、親杭やシートパイルの長さ。

• 布掘り
  布掘り

  基礎をつくるために掘削される孔。

• 根切り
  根切り

  基礎をつくるために、地盤を掘削すること。

7. 杭工事・基礎工事

• アースオーガー
  アースオーガー

  地盤を掘削する機械。先端にスクリューがついている。

• アースドリル工法
  アースドリル工法

  場所打ちコンクリート工法の一つ。掘削した孔の壁を安定させるため、ベントナイト溶液を用いる。

• 異種基礎
  異種基礎

  複数の異なる基礎を1つの建物で用いること。

• SC杭
  SC杭

  コンクリートの周りに鋼管を巻いた、コンクリート杭。外殻鋼管付きコンクリート杭。

• 既成コンクリート杭
  既成コンクリート杭

  工場で作られたコンクリート杭全般のこと。

• 基礎
  基礎

  建物の力を支える構造物。

• 基礎免震
  基礎免震

  基礎の底部に地震力を制御する装置を設置する工法。

• 杭工事(杭地業)
  杭工事(杭地業)

  既成杭や場所打ちコンクリート杭を設置する作業のこと。

• 杭頭処理
  杭頭処理

  杭の頭に発生するブリージングやスライムにより弱くなったコンクリートを斫ること。

• 支持杭
  支持杭

  建物を支える硬い地層の地盤に打ち込む杭。

• スライム
  スライム

  杭工事において、最深層部に生じる、地下水と泥が混じった塊。

• セメントミルク工法
  セメントミルク工法

  掘削によりできた孔をセメントミルクで固める、プレボーリング工法の一つ。

• 耐圧盤(底盤)
  耐圧盤(底盤)

  鉄筋コンクリートの基礎の底部。基礎スラブ。

• 高止まり
  高止まり

  規定よりも浅い位置で、杭を打ち込めなくなった状態。

• 地中連続壁工法
  地中連続壁工法

  地中に溝を作り、組上がった鉄筋や鉄骨を入れた状態でコンクリートを打つことで、地盤に壁上の杭を造る工法。

• 凍結深度
  凍結深度

  気温の低下により地盤が凍結した場合の、その平均的な深さ。

• 独立基礎
  独立基礎

  柱ごとに独立して造られる基礎。

• ドロップハンマー
  ドロップハンマー

  持ち上げたおもりを落下させ、杭の頭を打つ機械。

• 斫る
  斫る

  コンクリートの要らない部分を除去すること。

• PC杭
  PC杭

  最大限に張ったピアノ線にコンクリートを入れて硬化させた杭。プレストレスコンクリート杭の略称。

• フーチング
  フーチング

  建物の力を地盤や杭に伝える面。

• 複合基礎
  複合基礎

  2つの柱の荷重を1つの基礎版で支える基礎。

• 不同沈下
  不同沈下

  建物全体が、不均等に沈下すること。

• ベタ基礎
  ベタ基礎

  底面全体で建物の重さを地盤に伝える基礎。

• 摩擦杭
  摩擦杭

  地盤の土と杭の周りとの摩擦力により、建物の重さを支える杭。

• 余盛り
  余盛り

  杭の頭にスライムが残ることを見越して、余分にコンクリートを打つこと。

• ラム
  ラム

  ディーゼル油の爆発力や油圧力により、杭を地中に打ち込むためのハンマー。

• 布基礎
  布基礎

  布のように逆T字形をした基礎。

8. 躯体工事(木材)

• MDF
  MDF

  木質繊維を主原料とし、それらを接着剤などで固めたもの。

• OSB
  OSB

  木材の小片を、繊維方向を揃えずに積層した材料。パーティクルボードに比べ、大きい。

• 乾燥材
  乾燥材

  乾燥させた木材。

• 木表、木裏
  木表、木裏

  木表：板目材の、樹皮側の面　　木裏：板目材の、樹心側の面

• ケイ酸カルシウム板
  ケイ酸カルシウム板

  石灰とケイ石を主原料として成型したボード。

• 化粧貼り合板
  化粧貼り合板

  合板の表面に、高級木材の単板を貼ったもの。

• 広葉樹
  広葉樹

  刃が広く平らな樹木。桜やケヤキがその例。

• 構造用合板
  構造用合板

  構造の主要な部分に用いられる合板。

• 構造用集成材
  構造用集成材

  梁や柱などに使われる集成材。

• 合板
  合板

  奇数枚(3枚以上)の薄板を、繊維方向が交互に直交するように張り合わせた板。

• 木口
  木口

  木材繊維の切り口の部分。

• CLT
  CLT

  並べたひき板を、板の方向が層ごとに直交するように重ね接着した大判のパネル。直交集成材。Cross Laminated Timber の略称。

• シナ合板
  シナ合板

  シナと呼ばれる木材を使った合板。

• 集成材
  集成材

  ひき板、小角材などを、繊維方向を平行に集成・接着した加工材。

• 樹齢
  樹齢

  樹木の年齢。幹の横断面の年輪により、知ることができる。

• 心材、辺材
  心材、辺材

  心材：樹木の芯に近い部分　　辺材：樹木の外周部。

• 針葉樹
  針葉樹

  葉が細長い樹木。松や杉がその例。

• スカーフジョイント
  スカーフジョイント

  板材の接合方法の一つ。2つの板材の接合面を、斜めにした状態で張り合わせる。

• 積層材
  積層材

  薄板を繊維方向に重ねて貼り合わせたもの。

• 石膏ボード
  石膏ボード

  石膏を板状に固め、両面に紙を貼った製品。

• 背割り
  背割り

  乾燥により変形・ひび割れが生じるため、予め心材の樹心に向かって、溝を一方に入れること。

• 耐水合板
  耐水合板

  JASにより耐水性を認められた合板。

• 単板構造用積層板(LVL)
  単板構造用積層板(LVL)

  単板の繊維方向をすべて平行にして、接着・積層した木材加工製品。

• 定尺、乱尺
  定尺、乱尺

  定尺：各部位に定められた建築材料の寸法。　　乱尺：建築材料の寸法が一定でないこと。

• パーティクルボード
  パーティクルボード

  木材の小片を、繊維方向を揃えずに積層した材料。OSBに比べ、小さい。

• ハードボード
  ハードボード

  木材チップを合成樹脂で固めた製品。

• ハニカムコア
  ハニカムコア

  ハニカム(蜂の巣状)の材料を薄い板で挟んだもの。

• フィンガージョイント
  フィンガージョイント

  板材の接合方法の一つ。2つの板材の接合面がジグザグになるようにして貼り合わせる。

• 節
  節

  木の枝が幹に巻き込まれたもの。

• 柾目、板目
  柾目、板目

  柾目：年輪に対して直角に切断した際に、縦縞模様が平行に現れる木理。　　板目：年輪に対して接戦方向に切断した際に、現れる木理。

• 未成熟材、成熟材
  未成熟材、成熟材

  未成熟材：樹木の中心部分(約10~15年)　成熟材：16年以上の部分

• 無垢材
  無垢材

  1本の原木から切り出した材料。

• ラミナ
  ラミナ

  集成材を構成する板材。

• ランバーコア
  ランバーコア

  心材を薄い板で挟んだもの。

9. 躯体工事(軸組み工法)

• 相欠き
  相欠き

  2つの部材に欠き込みを入れて接合する方法。

• 頭つなぎ
  頭つなぎ

  柱と柱を繋ぐ梁材。

• 板図
  板図

  施工現場で板に書かれる、建物の間取り図。

• 大入れ
  大入れ

  柱と梁材に欠き込みを入れて接合する方法。

• 大壁
  大壁

  柱の外側で仕上がる壁。

• 大引き
  大引き

  1階床下で根太を支持する構造材。

• 仮筋かい
  仮筋かい

  筋かいを設ける前に仮に設置する板材。

• 刻み
  刻み

  木材を設計図書通りの寸法で刻むこと。

• 木拾い
  木拾い

  図面を見て、必要な木材の量を算出すること。

• 際根太
  際根太

  壁際に掛けられる根太。

• 楔
  楔

  木材に三角形の木を打ち込み、固定する方法。

• 管柱
  管柱

  梁などにより、分断される柱。

• 雲筋かい
  雲筋かい

  小屋裏の小屋束どうしを結合する横材。

• 桁(軒桁)
  桁(軒桁)

  外壁の上部で垂木を支える部材。

• 桁行方向、梁間方向
  桁行方向、梁間方向

  桁行：妻側の面
  梁間：妻面に対して垂直方向の面

• 鋼製束
  鋼製束

  既製品の鋼製束材。

• 剛床
  剛床

  打ち付けて、限りなく面状にした床。

• 木口打ち
  木口打ち

  打ち付ける木材の一方が木口になるように打ち込むこと。

• 小屋組み
  小屋組み

  屋根の骨組み。屋根荷重を支え、柱や壁に力を伝達させる。

• 小屋束
  小屋束

  垂木や母屋を支える、柱状の縦材全般。

• 小屋梁
  小屋梁

  小屋組みを支える材。

• 転び止め
  転び止め

  根太のねじれを防ぐために、根太どうしの間に使う部材。

• 軸組み工法
  軸組み工法

  土台・柱・梁・桁などで構成される木造の工法。

• 真壁
  真壁

  柱の内側で仕上がる壁。

• 水平構面
  水平構面

  建物の床で構成されている水平面。

• 筋かい
  筋かい

  柱同士の間に入れる斜め材。建物の構造体を補強する。

• 隅木
  隅木

  隅の角度45度の位置から屋根なりに入れる木材。

• 添え柱
  添え柱

  既存の柱を補強するために、既存の柱に沿って新しく設ける縦材。

• 耐力壁
  耐力壁

  建物の横からの荷重を支える壁。

• 建て入れ
  建て入れ

  取り付けた柱や梁が水平あるいは垂直になっているか確認すること。

• 建て入れ直し
  建て入れ直し

  柱や梁が水平あるいは垂直でない場合に直すこと。

• 建て込み
  建て込み

  工場で作られたものを現場で組み立てること。

• 垂木(木へんに垂)
  垂木(木へんに垂)

  屋根下地や屋根材を支える木材。

• 束石
  束石

  束材の下に置く石。

• 妻梁
  妻梁

  建物の棟と直角方向にある両側面に設ける梁。

• 胴差し
  胴差し

  2階から上の床を受ける梁材。

• 胴縁
  胴縁

  外壁の仕上げ材の下地に設けられる部材。

• 通し柱
  通し柱

  1階と2階を、1本で通している柱。

• 土台
  土台

  木造建築物において、基礎コンクリートの上に設置される木材。

• 斜め打ち
  斜め打ち

  釘やビスを斜めに打ち込むこと。

• 貫
  貫

  柱同士の間に入れる水平材。

• 脳天打ち
  脳天打ち

  真上から釘を打つ方法。

• 野地板
  野地板

  屋根下地で垂木の上に貼る板。

• 登り梁
  登り梁

  屋根の傾斜面に沿って、斜めにかけられた梁材。

• 鼻隠し
  鼻隠し

  屋根の軒先につけられる板。

• パネル
  パネル

  下地に使う部材をまとめたもの。

• 破風板
  破風板

  軒先のけらば側につけられる板。

• 梁
  梁

  床面や屋根の荷重を支える材。建物の水平面にかけられる。

• 梁成
  梁成

  梁材の高さ。

• 番付け
  番付け

  建て方の際誤ることがないように、木材の柱や梁材に番号を付けること。大黒柱の4面の位置についても付ける。

• 火打ち土台
  火打ち土台

  土台の水平面に対して、斜めにかけられた木材。

• 火打ち梁
  火打ち梁

  床組み・小屋組みの変形を防止する梁材。

• 平打ち
  平打ち

  板材どうしを合わせて打ち込むこと。

• 広小舞
  広小舞

  軒先の角材。

• 方立て
  方立て

  窓まぐさと窓台の間に使う垂直材。

• 方づえ
  方づえ

  柱材と梁材で作られた内角に設けられた突っ張り材。

• まぐさ
  まぐさ

  窓やドアの開口部上部に設けられる横材。

• 間仕切り土台
  間仕切り土台

  建物内の間仕切壁下にある土台。

• 窓台
  窓台

  窓下に設ける、柱間にかける横材。

• 間柱
  間柱

  柱どうしの間に入れる垂直材。

• 面戸板
  面戸板

  野地板の下にある垂木どうしの間の隙間を埋める板。

• 母屋
  母屋

  屋根の傾斜面に対して垂直方向に支える建材。

• 門型ラーメン
  門型ラーメン

  柱と梁で造る構造フレーム。

• 床組み
  床組み

  床面を支持する骨組みの構成。

• 床束
  床束

  1階床下で床構造材を支える部分。

• 洋小屋
  洋小屋

  小屋組みの構造形式の一つ。水平材・垂直材、斜材により、三角形に造られる。

• 和小屋
  和小屋

  小屋組みの構造形式の一つ。軸組みの桁の上に、梁・束を持ってきて、棟木・母屋・垂木により、山型の屋根を形成する。

• 根がらみ
  根がらみ

  木製の束をつなぐ横材。

• 根太掛け
  根太掛け

  根太の端を支える部材。

• 根太
  根太

  1階床の大引き材の上に使う床下地材。

• 根太レス
  根太レス

  根太を使わず、24~30mmの合板を梁の上に貼る方法。

10. 躯体工事(枠組み壁工法)

• SPF
  SPF

  シトカスプルース材、パイン材、ファー材の総称。

• オーバーハング
  オーバーハング

  上階が下階よりせり出す設計手法。

• 構造用面材
  構造用面材

  剛性を備えたパネルで構成された面材。

• スタッド
  スタッド

  枠材。柱や間柱を指す。

• セットバック
  セットバック

  上階が下階より引っ込んでいる設計手法。

• ツーバイ材
  ツーバイ材

  2×4工法に使われる木材。

• 2×4工法
  2×4工法

  2インチ×4インチの木材の枠組みをもとに、壁・床・天井・屋根を構成する工法。枠組み壁工法。

• ハリケーンタイ
  ハリケーンタイ

  あおり止めの金物。

• フレーミング
  フレーミング

  構造体を建てること。

• プレパネル工法
  プレパネル工法

  工場でパネルの段階まで材料を加工した上で、現場に搬入する工法。

• モノコック構法
  モノコック構法

  外側の壁に応力を持たせる構法。自動車や飛行機の車体構造がその例である。

• 床根太
  床根太

  床を構成する水平材。

• ラフ開口
  ラフ開口

  床下張りまたは窓台上端からまぐさの下端までの高さ。

11. 構造・性能

• イニシャルコスト、ランニングコスト
  イニシャルコスト、ランニングコスト

  イニシャルコスト：初期費用　　ランニングコスト：運用維持にかかる費用

• 浮き床工法
  浮き床工法

  鉄筋コンクリート造スラブの上にグラスウールや防振ゴムなどを入れ、さらにその上から床下地を作り、仕上げをする工法。

• A特性
  A特性

  人間の聴覚に合わせた騒音の測定値。

• SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)
  SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)

  鉄骨と鉄筋コンクリートを一体化した構造。座屈しにくく、耐火性能に優れている。

• NC値
  NC値

  部屋の静けさを表す値。

• L値
  L値

  床衝撃音に対して、下階への遮音性能を表す指標。

• 大梁
  大梁

  床からの荷重を受ける水平部材。柱と接合している。

• 音圧レベル
  音圧レベル

  音圧を、基準値との比の常用対数により表現した量。

• 型枠ブロック
  型枠ブロック

  コンクリート・鉄筋を入れるために、予め空洞ブロックの内側を大きくえぐったコンクリートブロック。

• 壁式構造
  壁式構造

  壁と床で組み立てられた構造。集合住宅などの小空間の鉄筋コンクリート造で多用される。

• 壁式ラーメン構造
  壁式ラーメン構造

  開口部が少ない長辺方向に耐力壁を、開口部がある方には梁を設ける、構造式。

• 壁梁
  壁梁

  曲げやせん断力の強度を持たせる部材。

• 臥梁
  臥梁

  レンガ造やブロック造の壁を上方でつなぎ合わせるための、鉄筋コンクリートの梁。

• 吸音
  吸音

  音エネルギーが失われ、反射が少なくなること。

• 吸音板
  吸音板

  ロックウールを主原料とする岩綿吸音板の一般的な呼称。

• 際根太
  際根太

  壁際に掛けられる根太。

• 空洞ブロック
  空洞ブロック

  鉄筋を配し、モルタルを入れるために中を空洞にしたブロック。

• グラスウール
  グラスウール

  多孔質吸音材料の一種。細いガラス繊維でできたマット状の素材。

• 軽量床衝撃音
  軽量床衝撃音

  軽い物が落下した時の音。

• コア
  コア

  建物において、壁の多い空間を1箇所にまとめて構造的な核とした部分。

• コインシデンス効果
  コインシデンス効果

  特定の周波数の音のみ、遮音性能が落ちる現象。

• 固体電波音
  固体電波音

  物質を通して伝わる音。

• 小梁
  小梁

  床が振動する場合に、大梁に接合される補助的梁材。

• 残響
  残響

  屋内で音の発生が終わった後も、音が残る現象。

• シェル構造
  シェル構造

  いくつもの局面からなる構造。大きな空間を作ることができ、形態も多様に展開できる。

• 遮音
  遮音

  音エネルギーを減少させ、壁などを透過するそれを抑えること。

• 遮音シート
  遮音シート

  遮音効果のある厚さ約1mmのシート。主に床に使われる。

• 遮音隙間充填剤
  遮音隙間充填剤

  仕上げ材などにできた隙間を埋める材

• 遮音性能
  遮音性能

  遮音できる能力、また、その度合。

• 遮音テープ
  遮音テープ

  防音性能を上げるため、隙間を密閉するテープ。

• 重量床衝撃音
  重量床衝撃音

  重い物が落下したりする時の音。

• 耐力壁
  耐力壁

  鉄筋コンクリート造のラーメン構造においては、主に水平力を受け持つ部材を、同様の造りの壁式構造においては、垂直力と水平力の両方を支える部材をいう。

• T値
  T値

  サッシの遮音性能を表す値。

• D値
  D値

  空気音の遮音性能を表す値。

• 透過損失(TL)
  透過損失(TL)

  音がある物体に投射された際に、その投射の音と物体を透過した音の音圧の差。

• トラス構造
  トラス構造

  平面的に三角形で組まれた構造体。鉄骨造や木造で用いられる。

• 控壁
  控壁

  塀が倒れないように塀から突き出した部分。

• フラッターエコー
  フラッターエコー

  音が反射を繰り返す現象。

• Hz(ヘルツ)
  Hz(ヘルツ)

  周波数の単位。

• 防音
  防音

  遮音・吸音により、室内に音が入ったり漏れたりするのを防ぐこと。

• 防振吊木
  防振吊木

  上階の床からの固体伝播音を遮断する働きを持つ吊木。

• マスキング効果
  マスキング効果

  通常聞こえる音が、他の大きな音で聞こえなくなること。

• 有効合板
  有効合板

  合板に小さな穴を連続して開けた吸音用建材。

• ラーメン構造
  ラーメン構造

  柱と梁で組まれる建築の基本的な構造。

• 立体トラス構造
  立体トラス構造

  立体的にトラスを組み合わせた構造。構造材を軽量化することができる。

• ロックウール
  ロックウール

  多孔質吸音材料の一種。人造鉱物繊維。岩綿。

12. 屋根工事

• あんこう
  あんこう

  軒樋を流れる雨水を竪樋に落とすためのつながりの部分。

• いぶし瓦
  いぶし瓦

  粘土を焼成する過程で、銀ねず色の炭素膜を付けた瓦。

• 入母屋
  入母屋

  屋根の上方は切妻、下方は四方に広がった屋根。

• 笠木
  笠木

  水切り用の覆い。

• 片流れ
  片流れ

  一方に傾斜している屋根。

• 茅葺
  茅葺

  ススキなどのカヤを使った葺き方。

• 唐草
  唐草

  軒先の、下部に折れ曲がった部分。

• ガラス瓦
  ガラス瓦

  ガラス製の採光用の瓦。

• 瓦棒葺き
  瓦棒葺き

  屋根の流れに沿って設けた桟木の間に凹形の溝板を設置し、桟木を鉄板で覆う葺き方。

• 切妻
  切妻

  棟の両側に傾斜がある屋根。

• 金属板
  金属板

  シート状の金属の板。

• けらば
  けらば

  切妻の妻側の端部。

• こけら葺き
  こけら葺き

  こけらと呼ばれる薄い木片を重ねた葺き方。

• 越屋根
  越屋根

  屋根の上に一段高く設けた屋根。

• コロニアル葺き
  コロニアル葺き

  スレート葺きの呼び名の一つ。

• 桟瓦
  桟瓦

  本瓦の2種類の瓦を合体させたもの。

• 塩焼き瓦
  塩焼き瓦

  焼成の過程で塩を入れて焼く瓦。

• 雀口
  雀口

  軒先の瓦と広小舞の間にできる隙間。

• スターター
  スターター

  スレートの葺きはじめの部分に使われる部材。

• 隅瓦
  隅瓦

  寄棟や入母屋の屋根が折れ曲がる部分に使われる瓦。

• スレート
  スレート

  セメントを主原料とした屋根材。

• 折半葺き
  折半葺き

  鉄板を台形状に折り曲げた屋根材を使った葺き方。

• セメント瓦
  セメント瓦

  セメントと砂でできた瓦。

• 立てはぜ葺き
  立てはぜ葺き

  金属板を立てはぜによりつなぎ合わせた葺き方。

• 谷
  谷

  異なる方向に流れる屋根が交わるところにできる谷状の部分。

• 段葺き
  段葺き

  屋根材の水平のつなぎ目が段を作る葺き方。

• 天然スレート
  天然スレート

  粘土板を薄く板状に成型したもの。

• 樋
  樋

  軒先に落ちる雨水を集めて地上へ流す部材。

• 巴瓦
  巴瓦

  本瓦葺きの丸瓦の先に巴がついた瓦。

• 波板葺き
  波板葺き

  鉄板を波状に加工した屋根材を使った葺き方。

• 軒
  軒

  外壁より外側に出ている屋根の部分。

• 軒瓦
  軒瓦

  軒先に用いられる瓦。

• 野地板
  野地板

  屋根材を取り付けるための下地の板。

• はぜ
  はぜ

  板と板を接続するために折り曲げた部分。

• 鼻隠し
  鼻隠し

  軒の先端に取り付けられる板材。

• 破風板
  破風板

  切妻の端部を、屋根の傾斜に沿って覆う板材。

• 平葺き
  平葺き

  屋根面を平坦にする葺き方。

• 広小舞
  広小舞

  軒先の垂木の上に取り付けられる板材。

• 檜皮葺き
  檜皮葺き

  檜の樹皮で屋根を葺くこと。

• 方形
  方形

  頂点が1点に集まる寄棟。

• 本瓦
  本瓦

  雨水が流れる凹形の瓦と、そのつながりを覆う凸形の瓦から成る瓦。

• マンサード屋根
  マンサード屋根

  上方は緩い傾斜で、下方は折れ曲がって急な傾斜になっている屋根。

• 棟
  棟

  屋根の頂部。

• 屋根勾配
  屋根勾配

  屋根の傾き。

• 釉薬瓦
  釉薬瓦

  表面に柚薬を塗った瓦。

• 雪止め
  雪止め

  屋根の上の雪が落下しないようにする金物。

• 洋瓦
  洋瓦

  西洋風の焼き瓦。

• 寄棟
  寄棟

  棟の四方に傾斜がある屋根。

• ルーフィング
  ルーフィング

  屋根葺きの防水用下地。

• 陸屋根
  陸屋根

  水平な屋根。

13. 造作工事・外構

• 相しゃくり
  相しゃくり

  材料の接合のために、両方の板に半分ずつ彫ってつなぐこと。

• 遊び
  遊び

  部材どうしを接合する時に、合わせ部分にゆとりや隙間を設けること。

• 糸面
  糸面

  面取りの一種。約1mm程の細い面。

• 入幅木
  入幅木

  壁面より引き込んでいる幅木。

• ウッドデッキ
  ウッドデッキ

  木材または合成木材の平たい床。

• 大壁
  大壁

  柱が、仕上げ材などで隠れて見えないこと。

• 大手
  大手

  扉の小口において、扉枠と当たる箇所。

• 拝む
  拝む

  垂直で直立すべきものが傾いていること。

• 押縁
  押縁

  板などの端部や接合部の隙間を隠したり押さえたりするための細い棒状の部材。

• 踊り場
  踊り場

  階段の途中にある、足休めの平坦面。

• 額縁（ケーシング枠）
  額縁（ケーシング枠）

  窓枠や扉枠に見切り縁をまわして、納める材料、または枠自体。

• 勝ち負け
  勝ち負け

  部材どうしの接合部の位置関係の優劣。

• 勝手
  勝手

  建て付けの状態の良しあし。

• 框
  框

  床の段差にある横材。

• 沓摺り（靴摺り）
  沓摺り（靴摺り）

  開き扉枠の下枠。

• 蹴上げ
  蹴上げ

  階段の1段の高さ。

• 蹴込み
  蹴込み

  階段の踏面と踏板の重なったところより奥の平面方向の部分。

• 蹴込み板
  蹴込み板

  階段の蹴上部分の板。

• ささら桁階段
  ささら桁階段

  階段構造の一種。階段部分をささら桁で下から支える構造の階段。

• しゃくり
  しゃくり

  材料の接合のために、板に溝を彫ったり突起をつけたりすること。

• 膳板
  膳板

  窓枠・額縁の下枠部分。

• 段板
  段板

  階段の足を載せる板。

• 千切り矧ぎ
  千切り矧ぎ

  矧ぎ合わせの一種。両端が太い部材を、同形の穴に埋め込む方法。

• 帳壁
  帳壁

  建物の荷重を全く負担しない、外壁面や間仕切壁。

• チリ（散り）
  チリ（散り）

  平行する2つの面の段差、またはその段差。

• 造付け
  造付け

  家具などを建物に固定して造ること。

• 付幅木
  付幅木

  先に施工した壁に、後に付ける幅木。

• 面一
  面一

  ある部材に他の部材を納めた場合に、並んだ材の表面が平らに揃い、同一の面になること。

• テーパー
  テーパー

  材料などにおいて、削りで勾配がついている箇所。

• 戸当たり
  戸当たり

  ドア扉枠の中央にあり、開き扉などが当たる部分。

• 扉枠
  扉枠

  扉建具を取り付けるための枠。

• 留め
  留め

  枠や額縁などの部材と部材の納まりで、部材の小口を見せずに互いの材を45度に切って接合する仕口。

• 取合い
  取合い

  部材どうしが接する部分、またはその状態。

• 逃げ
  逃げ

  部材どうしをぴったりくっつけずに、余裕を取ること。

• パーゴラ
  パーゴラ

  ツル植物を絡ませられる、木材などで組んだ棚。

• 矧ぎ合わせ
  矧ぎ合わせ

  小幅の木材を幅広の木材になるように組み合わせていくこと。

• 箱階段
  箱階段

  階段構造の一種。階段を側板にはめ込み、段板の裏面を側桁に沿って羽目板を張ったもの。

• パティオ
  パティオ

  主に、スペイン風の中庭を意味する。

• 幅木（巾木）
  幅木（巾木）

  壁の最下部に取り付ける横材。

• 羽目板
  羽目板

  板を矧ぎ合わせて平坦に張ること。

• ピンコロ
  ピンコロ

  粗めで小さい矩形の石。

• フィニッシュ釘
  フィニッシュ釘

  仕上げ面に打ったままで仕上げとする釘。

• ふかす（ふかし）
  ふかす（ふかし）

  仕上げ面の位置を、更に出したり増やしたりすること。

• 踏面
  踏面

  階段の足をのせる板において、段鼻と段鼻の間の寸法。

• 不陸
  不陸

  水平でないこと。

• ベタ
  ベタ

  全面。

• まぐさ
  まぐさ

  窓の上枠などを受ける補強材。

• 窓枠
  窓枠

  窓建具を取り付けるための枠。

• 廻り縁
  廻り縁

  壁と天井の隅に取り付ける横材。

• 見え掛かり
  見え掛かり

  目に見える部分。

• 見切り縁
  見切り縁

  内部と外部で仕上げ面が変わる境界線に使われる細い部材。

• 見切る
  見切る

  材の接合部や端部を上手く納めること。

• 見込
  見込

  部材の正面から見たときの側面のこと。奥行き。

• 水
  水

  水平であること、またその面。

• 見付
  見付

  部材の正面から見える面。

• 目透かし
  目透かし

  天井や壁にボード上の部材を貼る時に、多少の隙間目地を空けて納める方法。

• 目違い
  目違い

  板の継ぎ合わせ面がずれること。

• 面
  面

  表面、または木製の四角柱の角を斜めに削った箇所。

• 面内
  面内

  ある部材の面より内側に、他の部材を納めること。

• 面取り
  面取り

  木製の四角柱の角を斜めに削ること。

• 面中
  面中

  ある部材の面の途中から、他の部材を納めること。

• 面幅木
  面幅木

  壁面と同じ面の幅木。

• ラティス
  ラティス

  格子状の木製フェンス。

• 陸
  陸

  水平であること。

14. 水まわり器具

• 洗い落し式便器
  洗い落し式便器

  水勢で汚物を排出する方式の便器。

• アンダーカウンター式洗面器
  アンダーカウンター式洗面器

  天板の下に洗面器を設置する方法。

• SKシンク
  SKシンク

  掃除用具などを専用に洗うための流し。

• エプロン
  エプロン

  浴槽の前面に付いているカバー。浴槽前面パネル。

• オーバーカウンター式洗面器
  オーバーカウンター式洗面器

  天板より上側に洗面器を設置する方法。

• 温水洗浄便座
  温水洗浄便座

  貯蔵した温水により、お尻を洗浄できる便器。

• カップリング付横水栓
  カップリング付横水栓

  蛇口の金具に洗濯機などを取り付けるためのコネクターがついた水栓金具。

• カラン
  カラン

  水や湯が出る蛇口のこと。

• 気泡浴槽
  気泡浴槽

  噴射孔から循環湯と気泡を出し、マッサージ効果を持たせた浴槽。

• サイホン式便器
  サイホン式便器

  タンクから一度に大量の水を押し上げて汚物を流すサイホン作用を用いた便器。

• サイホンボルテックス式便器
  サイホンボルテックス式便器

  便器とロータンクを一体化させた便器。水栓時に渦を作る。

• 散水栓
  散水栓

  屋外に設置される水栓金具。地中に埋められることが多い。

• シャワーヘッド
  シャワーヘッド

  シャワーの先端部分の水栓金具。

• シングルレバー式水栓
  シングルレバー式水栓

  レバーの上下操作で吸水・止水を行うための水栓金具。

• 水栓
  水栓

  給水設備の末端に取り付ける金具の総称。

• ストレーナー
  ストレーナー

  蛇口の水や湯が出る部分に取り付けられている網状の部品。簡易的なろ過装置。

• 洗面化粧台
  洗面化粧台

  洗面ボール、収納キャビネット、鏡を一体化させ、ユニット化したもの。

• タンクレストイレ
  タンクレストイレ

  ロータンクを取り付けない便器。

• ツーバルブ式水栓
  ツーバルブ式水栓

  水と湯の2つの調節ハンドルを持つ水栓金具。

• 定量止水栓
  定量止水栓

  一定の量で給水を止める水栓金具。通過する水量を水車によって計測する。

• ハーフユニットバス
  ハーフユニットバス

  腰の高さまでの部分をユニット化した浴室。その高さ以上の部分は、タイル張りや板張りが可能。

• フラッシュバルブ
  フラッシュバルブ

  起動させると一度に一定量の水を排水する装置。便器に多く用いられる。

• ブローアウト便器
  ブローアウト便器

  便器上方から下方に向けて水を流し、ゼット穴から水を噴出させるサイホンゼット式をもとに、その水量・水圧を上げた便器。

• ボールタップ
  ボールタップ

  ロータンク内で、ボール状の浮き玉の浮き沈みにより、水位を調整する仕組み。

• ユニットバス（UB）
  ユニットバス（UB）

  天井・床・壁・浴槽などを工場で生産し、現場で組み立てる方式の浴室。

• 浴室暖房乾燥機
  浴室暖房乾燥機

  浴室内に設置する、乾燥機能を持った暖房機。

• ロータンク
  ロータンク

  便器洗浄用の水槽。