シリーズ【りえちゃんの現場】第九回「内部造作工事」
今年四月入社の新人現場監督「りえちゃん」の現場監督の奮闘記を、着工から完成までノンフィクションでお届けする
シリーズ【りえちゃんの現場】。
第九回目の本日は、とうとう足場の外れた現場の、内部造作工事が進む様子をお伝えいたします。
前回のおさらい
コーキングが終了しました。
↓↓↓
7月18日(木曜日)
りえちゃんと内部造作工事の進捗を見に行きました。
すると・・・・ジャジャーン!!足場を外した、白いユニテがお目見えしておりました!!
現状の写真を撮影するりえちゃんです。
周囲をぐるりと一周しながら、りえちゃんが興味深い話を教えてくれました。
「ユニテハウスに張り巡らされた細長い形をした外壁材(ガルスパン)は
建物に対して貼る順番が決まっているんだよ」
なんですと!?
どこから貼ろうがこっちの勝手じゃい!!ってわけにはいかないようで(汗汗)
二枚の写真を見比べてください。
赤い線が書いてある部分、黒い影の溝が写っているのがわかりますか??
黄色い矢印の方から貼り合わせていくと出来る溝です。
アップにするとこんな感じ。
左側の外壁材の端に、右側の外壁材を重ね合わせることで出来る溝が見えます。
同じ位置を指差したまま、反対側から見てみると・・・・・・・おっ!溝が見えない!!!
トリックアート美術館も顔負け、ミスターマリックもびっくり(謎)
全体で説明します。
正面から溝が見えないように、黄色い矢印の方向に外壁材を貼ります。
裏手の方は、敷地の左奥の方から正面へ向かって貼ります。
こうやって貼ると、正面からみたときに溝が見えません。
見えるところはとことんかっこいいことで有名なユニテハウスはこんなところもこだわっているんですね!
外壁のことでもう一つのこだわりも教えてもらいました。
それが、こちら!
ん?誰ですか、こんなイタズラをしたのは(#゚Д゚)・・・いいえ、違いますw
作業の間、出入りする際に万が一勢い余ってドアノブがぶつかっても外壁材がへこまないように養生してあるのです!!
これぞ、ユニテハウスへの愛情・・・・じーん(T_T)
さあ、りえちゃんと内部のチェックへ向かいましょう。
内部造作とは、大工さんが行う作業のこと。
フローリング、間仕切り、棚、建具などを大工さんが作り上げていきます。
フローリングを敷いた後で間仕切りをすることで、
将来的に部屋を増改築することが簡単に、安価にできるのです♬
このはしごを使って二階の様子を見に行きます・・・・グラグラ怖い・・・・
階段が付くまではこの状態です。
はしごを上がってすぐの様子。
足元は段ボールで養生されていますが、その下にはもうフローリングが出来上がっています。
緑のテープでラインのようにフローリングが見える場所に、大工さんが間仕切りをつけていきます。
はしごを上がって右側、建物の正面側の様子。
部屋の間仕切りが付く予定の場所が養生されています。
りえちゃんが指差している部分にはクローゼットが付きます。
7月20日(土曜日)
この取材が終わった二日後・・・もう一度訪れた撮影者が見たものは・・・
はしごを上がってすぐの場所、間仕切りの為の木材が立ち上がっていました!!
りえちゃんが指差していた場所は・・・
クローゼットの原型が出来上がり、部屋も間仕切られていました!!
は、早っ( ゚∀゚)・∵.
お隣の部屋のクローゼットはこんな感じ。
大工さんの熱い心意気がビンビン伝わってきました!
この作業は8月3日頃をめどに完了する予定です。
おまけ☆
本日のなにこれ。
壁にへばり付く、二つの十字架らしきもの・・・・・・
現場に居るのはめっちゃ山形弁の大工のお父さん、実はキリスト教信者なのでしょうか?
・・・・・実はこれ、
電気カッターに差し込んで使う、専用の定規でした(´・ω・`)ヘー
今回はいかがでしたでしょうか??
外壁の秘密と、内部造作の進む様子が伝わったでしょうか??
第十回は住設工事、内装工事へと進んでいきます。
次回もお楽しみに(●^o^●)!!